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練習試合 対早稲田大学戦

練習試合 対早稲田大学戦

2014/08/26

8月24日(日)・サニアパークD(菅平)
○帝京大学 49-12 早稲田大学●
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《帝京大学》
[FW]
(1)森川⇒徳永(2)坂手⇒前田(3)深村⇒東恩納(4)金(嶺)⇒町野(5)飯野
(6)イラウア⇒亀井(7)杉永(8)河口⇒吉田
[BK]
(9)流⇒荒井(10)松田(11)磯田⇒永野⇒飯山(12)森谷⇒石垣(13)前原⇒金
田(14)尾崎⇒津岡(15)重⇒鎌田

《早稲田大学》※先発のみ
[FW]
(1)高橋(2)菅野(3)千葉(4)大峯(5)桑野(6)仲元寺(7)加藤(8)佐藤
[BK]
(9)平野(10)小倉(11)本田(12)飯野(13)勝浦(14)荻野(15)黒木


【前半】【得点経過】
【3分】帝7-0早
ラインアウトからFW、BKで連続攻撃。ラックからSH流-SO松田と渡り、松田が抜け出
してトライ。ゴール成功。

【13分】帝7-7早
相手WTBに個人技で走られ、トライを奪われる。

【28分】帝7-12早
ラインアウトからモールを押し込まれて、トライを奪われる。

【33分】帝14-12早
ラインアウトからモールを押し込み、HO坂手が抜け出してトライ。ゴール成功。

【37分】帝21-12早
FL杉永が大きく前進。つかまるも、SH流が仕掛けて、そのままトライ。ゴール成功。
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 【後半】【得点経過】
【3分】帝28-12早
ターンオーバーから連続攻撃。WTB磯田が大きく前進。つかまるも、さらにFWで連続
攻撃。最後はHO坂手がトライ。ゴール成功。

【15分】帝35-12早
ゴール前のスクラムを押し込み、No8河口が持ち出してトライ。ゴール成功。

【26分】帝42-12早
ラインアウトからモールを押し込み、押し切ってFLイラウアが押さえてトライ。ゴー
ル成功。

【33分】帝49-12早
ラインアウトのこぼれ球をCTB石垣が反応よく拾って、そのまま走り切ってトライ。
ゴール成功。
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《  BRIEF REVIEW  》
夏合宿Aチームの総決算・第3戦は対早稲田大学戦。帝京はアップから気合い十分。その勢いのまま、開
始3分にいい形で先制トライを奪う。その後、ペナルティで攻め込まれるが、FLイラ
ウアらの好タックルで守る。13分に相手の個人技で、28分にはペナルティからラ
インアウト・モールを押し込まれて逆転されるが、まったく慌てる様子はない。急遽
入ることになったCTB石垣が、アタックでもディフェンスでも強さを見せる。SO松
田、HO坂手も好タックルで相手の突進を止める。FL杉永の前進で作ったチャンスを生
かし、再逆転に成功すると、前半終了間際にも加点して、21-12でハーフタイムを迎
えた。後半も帝京は激しさを前に出す。後半開始直後、相手SOが狙ったドロップゴー
ルをFLイラウアがチャージ。その後、自陣で戦う時間帯が続いても辛抱強く守り、
チャンスでは確実に加点し、点差を広げる。終了間際、WTB飯山がチャンスメイクす
るなど、途中出場組も見せ場を作る。帝京は最後まで集中力を切らさず、49-12で夏
合宿最終戦を勝利で締めくくった。
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《  AFTER MATCH SAY  》

■岩出雅之監督
「今日は、頭でわかっていることが少し表現できたゲームだったのではないでしょう
か。よかった選手は自信を持って、よくなかった選手もくよくよせず、どちらもこれ
から先、根気よく積み上げをしていってほしいと思います。合宿の充実度というの
は、この合宿だけでは何とも言えません。今はブループリントをみんなに意識しても
らっている段階で、これからのシーズンに実践できるように、繰り返し練習して、い
いトレーニングをしていくことで、本当の充実度がわかってくることでしょう。今の
充実ではなく、今後の充実のためにやっていますので、今日の結果はまずまずよかったです
が、大事なのはこれからです。本物になるためにはどうしても時間がかかります。
ファンの皆さまも、彼らの成長を見守っていただければと存じます。Aチームの試合
はこれで終わりましたが、最後まで集中力を切らさない合宿にしていきた
いと思います。」
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■キャプテン・SH流大(4年)
「今日はこの夏でもいいゲームができたと思います。今日の朝の練習もとてもいい
雰囲気でできましたし、合宿の締めくくりとして、Aチームがこういうゲームができ
たことはよかったと思います。自分たちの最終目標は、あくまでも打倒社会人ですが、
昨日、Dチームが大差で負けていますし、Cチームが引き分けでしたので、その悔しさを晴らすという、その気持ちの部分で絶対
に負けないようにしようと言って臨みました。この合宿は考えることが多い合宿で、
実際のプレーとしてはまたこれから積み上げていかなければならないのですが、やろ
うとしていることは明確になってきているので、この先も考え続けて、練習を繰り返
してレベルアップしていきたいと思います。」
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■アタック、ディフェンスともに抜群の存在感を見せた・FL杉永亮太(4年・ゲーム
MVP)

「今日はAチームとしては夏合宿の最終戦ということで、これまでやってきたことを
出し切る、そして新しいことにチャレンジするという、夏の集大成として臨みまし
た。試合中はバテてきた中でもプレーに集中しようと言っていましたが、後半のバテ
てくる時間帯に失点を許さなかった点はよかったです。全体的に集中力も前2戦にく
らべてよかったと思います。前の2戦は自分でもどうなるんだろうと思うほど、自分
自身の状態もよくなかったのですが、今日いいゲームができたことで、これまで言っ
ていた『ワンチームになろう』という部分が実現できてきたように思います。個人的
にも自分のやりたいことがフィールドで出せたので、よかったです。ただ、反省点も
あって、声は出ていたものの、的確な指示という部分がまだまだ甘かったと思うの
で、きちんと指示を出せるリーダーシップを身につけたいと思います。」

■いい走りで再三チャンスを生み出した・WTB磯田泰成(4年)
「Aチームとしてはここまでの2戦、いまひとつのできだったので、ここでいいゲー
ムをして、夏合宿をいい形で終わろうと言ってゲームに臨みました。前2試合の反省を生かしていこうと考えていたので、
アタック(フェーズのポジション)、ディフェンス(バックスラインアライメントなど)ともにキーとなるポイントが実践できたことがこの結果につながったと思います。
夏合宿を通じて、自分たちがどういう戦い方をしていけばいいのかが見えて
きましたので、これからもっともっと練習して、レベルアップして、打倒トップリーグに向けてもいいチームにし
ていきたいと思います。」
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《  PICK UP PLAYERS  》
激しいプレーと丁寧なプレーの両方をしっかりと発揮

No8 河口駿(4年)
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KAWAGACHI SHUN

1992年7月28日生まれ
医療技術学部スポーツ医療学科
常翔啓光学園高校出身
身長180cm/体重100kg

■今日のゲームの感想から聞かせてください。
「今日はAチームの先発メンバーとして、入りのところからいい空気で行けるように
という気持ちで臨みました。今日の自分の目標としては、しっかりタックルに行くと
いうことを掲げていまして、抜かれたシーンもあったのですが、いつも以上にタック
ルに行けたので、自分としては手応えを感じられる試合になりました。今後はタック
ルミスをなくしていきたいと思います、」

■後半、スクラムを押し込んでのトライもありました。ボールキープが難しいスクラ
ムだったと思いますが、あのシーンではどんなことを考えてプレーしていましたか。

「相手のペナルティでスクラムを選択した時点で、『ここでトライと取り切らないと
いけない』と思いました。あのトライは僕だけじゃなくて、FW8人で取ったトライで
す。」

■この合宿を振り返って、ここまでの手応えはいかがですか。
「過去2試合は後半からの出場でしたが、いいプレーができたと思いますし、今日も
いいプレーができたので、自分の成長を感じられる合宿になりました。自分がやるべ
きことをしっかりと明確にして、何が必要かも明確にできたと思います。」

■チームの雰囲気はどうですか。
「過去2試合はフラストレーションが溜まるところもありましたが、今日の試合で、
一気によくなりましたね。」

■シーズンへ向けての意気込みをお願いします。
「シーズンへ向けては、まずは絶対に抜かれないタックルを身につけること、そして
80分間走り続けられる体力を作っていきたいと思います。」


Aチームでは久しぶりの先発出場だったが、本人も語るようにこの合宿での充実度が
この試合でも発揮された。激しいプレーで前に出るアタック。タックルに行ってはす
ぐに起き上がり、またタックルに行く。そして、ゴール前のスクラムでは、乱れそう
になるボールを丁寧にキープして、トライを決めた。激しさと繊細で丁寧なプレーの
両方をしっかりと発揮して、その成長ぶりを見せてくれた。シーズンでもチームに欠
かせない存在となるに違いない。



《  COLUMN  》
――Enjoy & Teamwork――

試合前、岩出監督は選手たちにこんな言葉をかけました。

「緊張してる? やっとおもしろくなってきたね。ここを楽しもう。成功も失敗も明
日につながるんだから」

気合いは入っているものの、緊張感の見える選手たちの心境を察し、その緊張感こそ
が成長につながることを伝えたのです。

緊張をも楽しむこと。チームスローガン「Enjoy & Teamwork」の「Enjoy」には、苦
しいと思ってもそれは成長過程であり、自分が成長できていることを喜びとして楽し
もうという意味が込められています。緊張を楽しむというのは、まさにこの
「Enjoy」だと言えるでしょう。

また、この合宿では戦術理解など頭を使うことを中心に取り組んで、実践の方はまだ
まだこれから練習していこうということなのですが、そうはいってもやはりうまくい
かないとどうしてもフラストレーションがたまります。

No8河口に聞いても、FL杉永に聞いても、「ここ2戦については、フラストレーショ
ンがたまって、個人としてもチームとしても、必ずしもいい雰囲気とは言い切れな
かった」と言います。

でも、二人とも今日のゲームでがらっと変わったと断言してくれました。

河口は「今日の試合で一気にチームの雰囲気がよくなった」と言い、杉永は「『ワン
チームになろう』と言ってやってきましたが、今日のゲームでそれが実現できたよう
に思います」と言います。

これはまさに「Enjoy & Teamwork」の「Teamwork」です。

夏合宿の最終戦は、すばらしいプレーでの勝利に加え、チームスローガンを体現した
ゲームとなったのです。
そして真の目標である打倒・トップリーグへの挑戦がここから始まります。
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《  NEXT MATCH  》
関東大学対抗戦A
対立教大学戦(http://www.rikkyo-rugby.com/)
9月13日(土) 秩父宮ラグビー場
15時キックオフ

(文/木村俊太、写真/志賀由佳)

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