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【その他】「学校・部活動における重大事故・事件から学ぶ研修会」

【その他】「学校・部活動における重大事故・事件から学ぶ研修会」

日程:2025年12月5日(金)
場所:日本体育大学健志台キャンパス
記事:日本体育大学にて毎年開催されている、「学校・部活動における重大事故」研修会に今年も教職課程履修者を中心に参加させていただきました。教員をめざす上で勉強になる話を聞くことができ、とてもいい経験となりました。
以下の文章は参加者の宮本洋貴による感想です。

■宮本洋貴(法学部2年)
はるかさんの話を聞き、指導死による事件が起きないためにも、心理的視野狭窄に追い込まないような変化に気づき合える環境づくりが大切だと感じました。
​生徒が精神的に追い詰められ、視野が極端に狭くなってしまう「心理的視野狭窄」の状態に陥ったときというのはそれは本人だけでなく、周囲に送る小さなSOSのサインを見過ごしてしまった結果起こるものだと分かりました。厳しすぎる指導や、根拠のない批判にさらされたとき、生徒が孤立せず、助けを求められると感じられる環境を作るためには、周りの教員がその変化にいち早く気づけるように連絡を取り合えたり、手を差し伸べられる関係性が不可欠だと強く感じました。
いずみ君といずみ君のお母様の話を聞き、教師による指導が感情論や威圧に傾いた瞬間、それは教育ではなく暴力、そして権力の濫用に変わってしまうことを学びました。教師の立場から発せられる否定的な言葉は、生徒にとって逃げ場のない、絶対的な評価として響き、自尊心と自己肯定感をなくしてしまうことになると分かりました。
私自身も将来教師になり部活動の顧問につきたい考えているため、常に生徒の成長と安全に焦点を当て、感情的な発言や人格を否定する表現はせず、生徒に厳しい指導が必要な場合でも、なぜその指導が必要なのかを論理的に伝え、生徒が納得し、信頼関係が損なわれない方法を考えることができる教師になりたいと思いました。

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