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天皇盃・皇后盃 第49回全日本空手道選手権大会で空手道部が準優勝しました

天皇盃・皇后盃 第49回全日本空手道選手権大会で空手道部が準優勝しました

2021年12月12日(日)、日本武道館(東京都千代田区)で開催された天皇盃・皇后盃 第49回全日本空手道選手権大会の個人戦において、帝京大学空手道部の鈴木晃成(経済学部3年)、澤江優月(医療技術学部3年)が男女の組手で準優勝、女子形の石橋咲織(医療技術学部4年)が第3位の成績を収めました。

本大会は、都道府県や学連、高体連、実業団の代表が集まり、階級に分かれず日本一を競う大会で、会場には入場制限がある中で約5,000人の来場がありました。当日、選手は試合直前まで全員マスクを着用し、組手競技では口部分に飛沫防止のガードが付いたメンホーと呼ばれる頭部の防具を着用して試合に臨みました。また、審判団のフェイスシールド使用、会場全体でのソーシャルディスタンス確保、換気や消毒などの対応に加え、一般来場者にも拍手での応援を奨励するなど、感染症予防対策を講じた上での開催となりました。

男子組手の鈴木は、初の決勝進出でしたが、昨年度優勝の相手選手に対しても積極的に攻める姿勢を貫き、拮抗した試合展開の中、ポイント1-2という僅差で敗れ準優勝となりました。準決勝では途中までポイント0-4とリードされていましたが、残り時間1分から上段突きで着実に1点ずつ得点を重ね、残り時間9秒で決めた中段蹴りで2点を加え逆転し、最終的にはポイント6-4で勝利しました。この鈴木の攻撃に対して、本学空手道部の香川政夫師範は「残り時間が少ない中で大逆転をした鈴木の攻める姿勢がとても良かった。決勝も惜しい展開だったが、まだ大学3年生なので、来年の活躍にも期待したい」と話しました。

一方、女子組手で準優勝した澤江は、昨年の初優勝に続き2年連続となる決勝進出を果たし、ポイント2-2の互角の戦いとなりましたが、追加得点が奪えず、先に得点を取った相手選手に敗れました。7月には個人として二度目の大学日本一にも輝き、国際大会にも参戦する澤江は既に注目される存在ですが、結果を受け香川師範は「澤江もまだ大学3年生で来年がある。本大会終了後には国際大会にも参戦するので、気持ちを切り替えまた頑張ってほしい」との言葉がありました。

また、女子個人形では、春から関東、全日本と個人戦で優勝を果たし、11月には世界選手権の団体形で金メダルを獲得する活躍をみせた石橋が、実力者揃いの予選ラウンドを勝ち上がり、3位決定戦での勝利に繋げました。過去3回5位の成績を収めていますが、今回の3位で初の表彰台となりました。

本大会には、本学学生18人、卒業生11人の合計29人が出場しました。その中には、東京オリンピック代表だった宮原美穂(2018年度卒・本学職員)、佐合尚人(2014年度卒)も出場していたため、会場で大きな注目を集めました。オリンピックは無観客開催だったため、国内トップ選手の試合を観ることができる貴重な機会となり、声にならない声が観客から漏れる会場の一体感がさらに大会を盛り上げました。また、大学としては、11月の全日本大学空手道選手権大会で12年振りに優勝した男子組手のメンバーだった山本匡悟(医療技術学部4年)、小川竜輝(医療技術学部4年)が5位の成績を収めたことも今年度の4年生の活躍を象徴していました。
今後も本学空手道部、そして卒業生への温かい応援をお願いします。


■主な成績
男子個人組手
準優勝:鈴木晃成(経済学部3年)
第5位:山本匡悟(医療技術学部4年)、小川竜輝(医療技術学部4年)

女子個人組手
準優勝:澤江優月(医療技術学部3年)

男子個人形
第3位:在本幸司(2013年度卒)、本一将(2017年度卒)
第5位:菊地凌之輔(医療技術学部4年)、舟田葵(医療技術学部2年)

女子個人形
第3位:石橋咲織(医療技術学部4年)
第7位:宇海水稀(2020年度卒)

■大会結果は下記をご覧ください。
https://www.jkf.ne.jp/result/49alljapan
 
(撮影:都築宣久)