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大学選手権セカンドステージ第1戦・拓殖大学

大学選手権セカンドステージ第1戦・拓殖大学

2012/12/10

『最後の目標に向け、好発進』

12月9日(日)・秩父宮ラグビー場
○帝京大学(勝ち点9)65-3拓殖大学(勝ち点2)●



《帝京大学》
[FW]①森川⇒竹井 ②泉 ③出渕⇒古賀 ④小瀧 ⑤マニング⇒今村 ⑥イラウア⇒坂手 ⑦松永(浩) ⑧李
[BK]⑨天野⇒流 ⑩中村 ⑪磯田 ⑫荒井(基) ⑬権⇒徳富 ⑭南藤 ⑮竹田⇒森谷

《拓殖大学》※先発のみ
[FW]①岡部 ②川俣 ③吉田 ④森田 ⑤ウヴェ ⑥森 ⑦西原 ⑧谷地
[BK]⑨岩谷 ⑩パトリック ⑪永野 ⑫斉藤 ⑬山村 ⑭松崎 ⑮山本

  【前半】  
いよいよ大学選手権が始まった。今年度から方式が代わり、4校ずつが4つのプールに分かれて総当たり戦を行い、それぞれのプールの1位校が準決勝へと進出できる。総当たり戦とはいえ、勝ち進めるのは1位のみ。負けられない試合が続くことは変わりない。
第1戦は、リーグ戦グループ3位の拓殖大学。第1戦から自分たちのこだわりを見せ、今後に弾みをつけたいところ。特に、今後の試合を占う意味でもまずはブレイクダウンで圧倒したいところだ。

序盤、帝京は積極的にFWで勝負する。自陣でもキックを蹴らずにFWで前進を図る。2人目の寄りもすばやく反応してブレイクダウンでプレシャーをかける。しっかりとスイープすることで、球出しのテンポもいい。
10分には、ここにきてより前向きなプレーが見られるLO小瀧の好判断から、先取点を奪う。相手云々よりも、一人ひとりがひたむきなプレーを見せる帝京。イージーミスも散見するが、決して凡ミスではなく、チャレンジした結果のもの。
さらに、SO中村が好タックルからターンオーバーすれば、ジュニア選手権決勝でも活躍したWTB南藤がしつこいDFで相手をタッチに押し出す。キャプテン泉も鋭い出足で相手のキックをチャージするなど、体を張ったプレーでピンチを防ぐ。

攻めてはLOマニングを中心としたクリーンアウトから好リズムでBKへボールを供給。久々のスタメン・SH天野も独自のゲームメイクでテンポを作り出す。BKはCTB荒井(基)、WTB磯田らのキレ味鋭いランから2トライを追加し、ペースを掴みにかかる。

その後スコアは停滞し、結局前半は17-3で折り返すこととなった。しかし攻撃面では仕留め切れない展開が続いたが、全体的に前に前にと自分たちのチャレンジを繰り返す覇気は、十分に伝わってきた。
後半は、FWでさらに圧倒し、ミスを最小限に留めることでスコアを重ねていきたい。

 


  【得点経過】  
【10分】帝7-0拓
帝京ボールのラインアウトからモールを形成。FLイラウアが持ち出しラックに。さらにPR森川、HO泉と渡り、前進。グラウンディングできずにラックになるが、LO小瀧が拾って飛び込み、トライ。ゴール成功。

【25分】帝7-3拓
帝京のペナルティで拓殖にPGを決められる。

【28分】帝12-3拓
FB竹田が相手のキックをタッチラインをまたいでキャッチし、ダイレクトタッチにする。10mラインと22mラインの間からの帝京ボールのラインアウト。LOマニングがクリーンキャッチし、FLイラウア、FL松永、No8李の前進からBKへ展開。SO中村のすばやいパスを受けたCTB荒井が相手を引きつけてから、WTB磯田にパス。そのままトライ。

【38分】帝17-3拓
拓殖のPKがノータッチ。WTB磯田がキャッチし、FB竹田からのパスを受けたCTB権が前進。HO泉、PR森川、LO小瀧、FLイラウアらFWで前進する。さらにCTB荒井、権が前進。ラックからSH天野が仕掛けて、LOマニングがさらに前へ。つかまるが、天野からのパスを受けた荒井が、2人飛ばしてWTB磯田へパス。そのままトライ。


  【後半】  
ハーフタイム。岩出監督から「もう一度原点に戻ろう。自分たちからチャレンジしていこう。厳しいこと、痛いことを厭わないで、これから先につながる試合をしよう!」と声がかけられる。選手たちはさらにスイッチが入る。基本姿勢を確認して後半に臨むこととなった。

後半はいきなりその執念を発揮する。FW戦で、開始早々に得点を奪う。モールを押し込みながらボールキャリアが持ち出して前進する。力強さを見せつけたトライだ。

その後も「FWで勝負して穴が見つかったらBKへ」という戦い方を徹底する。ラックからSHを介さずにFWで前進する、いわゆるピックアンドゴーが多く見られる。この戦い方は2人目、3人目のサポートが遅れると、ボールキャリアが捕まったときに孤立してしまう恐れがあるのだが、そのサポートがしっかりついているので次々とボールが継続される。
相手はラック周辺のディフェンスを固めなければならなくなり、外のディフェンスが手薄になる。そうなったことを見極め、BKへ展開することで帝京は次々とトライを重ねていく。

途中、日程が過密になった選手権全体を見据えリザーブ選手を次々に投入。FB森谷、CTB徳富、FL坂手、SH流らがさらにゲームをテンポアップさせ、チームに勢いを与える。LO今村も力感の増したプレーでFWを引き締める。

結局、この日はWTB磯田が5トライ。WTB南藤、FB竹田のトライを含め、そのほとんどがFWでフェイズを重ねて、相手のディフェンスを手薄にしたあとBKで仕留めるという形であった。帝京の得点の形と言えよう。

FW勝負で取り切れればそれでよし。相手が人数を掛けて必死で止めにくれば、必ずディフェンスに穴ができるので、そこへBKがボールを運ぶ。相手にとっては非常にやっかいな形を身に付けはじめている。さらなる強豪と相対するそのときまでに、よりブラッシュアップさせていきたいところだ。

試合は最後まで帝京が攻め続け、相手をノートライに押え込み、65-3でノーサイド。大学選手権セカンドステージ第1戦を快勝でものにした。

 


  【得点経過】  
【1分】帝22-3拓
22mラインの内側から帝京ボールのラインアウト。モールを形成して前進。FLイラウアが抜け出す。ゴール前でつかまるが、LOマニングがボールを持ってインゴールに飛び込み、トライ。

【8分】帝27-3拓
拓殖のキックをSH流がキャッチし、FB竹田へパス。竹田がカウンターアタックで前進し、FLイラウア、CTB荒井、LO小瀧とつなぐ。さらに、FL松永が抜け出し、流にパス。荒井、竹田と渡り、最後はWTB磯田がトライ。

【17分】帝34-3拓
拓殖のキックをWTB南藤が取り、FB竹田へパス。竹田のカウンターアタック、SO中村の仕掛け、CTB権のクラッシュの後、ラックからSH流が抜け出す。LOマニングへとつなぎ、つかまるが、中村、CTB荒井、竹田と渡ってそのままトライ。ゴール成功。

【19分】帝41-3拓
キックオフのボールをLOマニングがキャッチ、モールにして押し込む。FLイラウア、CTB権、FB竹田らで前進し、FL松永が抜け出す。さらにWTB南藤が前進する。ゴール前でつかまるが、No8李が拾って、そのままトライ。ゴール成功。

【25分】帝48-3拓
相手ボールのラインアウトをLOマニングが奪う。FL松永、No8李、FLイラウアが前進。SO中村の仕掛けはつかまるが、いい形で走り込んできたPR森川が前に出る。李、イラウアとつなぎ、途中出場のFB森谷が大外のWTB磯田へすばやくパス。そのまま磯田がトライ。ゴール成功。

【29分】帝55-3拓
帝京ボールのスクラム。SH流からパスをもらったSO中村が仕掛けて前進。つかまるが、すぐに流からFLイラウアへとパス。イラウアが前進し、フォローしていたWTB南藤へパスし、そのままトライ。ゴール成功。

【36分】帝60-3拓
帝京ボールのスクラムから、FWでフェイズを重ねる。22mラインを超えるあたりまで攻め込むと、FB森谷が仕掛けて前進。ゴール前でつかまるが、ラックからSH流が持ち出し、インゴールへ飛び込んでトライ。

【39分】帝65-3拓
相手の攻撃に対して、FL松永が好タックル。さらに、すぐに立ち上がってボールを奪う。流からCTB徳富、WTB磯田とわたり、磯田がタッチライン際を独走。走り切ってトライ。

 

《AFTER MATCH SAY》

■岩出雅之監督
「この大学選手権を通じて成長していくためには何が必要なのか。それを学生たちが感じてくれれば、今日の試合は最高の試合になったのではないかと思います。ハーフタイムには『執念が少し足りないよ』という話をしたのですが、そういう爆発するような気持ちを監督として作ってあげられなかったと反省しています。学生たちは相手に対するリスペクトをしっかりと持っていたはずですが、どこかに隙ができてしまった部分がありました。厳しいこと、痛いことをやっていく心理状態というものを、今日の試合で学んでほしいと思います。そこにわれわれの生命線、チームの根幹があると思いますので、今日のゲームをいい経験にして、次に向かっていきたいと思います。
まずは気合いを入れて、福岡に行ってきます。そして、帰ってきて立命館大学さんに挑戦して、その先の目標に向かって一歩一歩上がっていけるように、学生たちとともにしっかりとチームを作っていきたいと思います。」

■キャプテン・HO泉敬(4年)


「今日は、『激しさ』をテーマに臨みましたが、前半はタックルも甘く、一人一人が他人任せになっていた部分がありました。ハーフタイムに監督から『執念が足りない』と言われ、自分たちのスイッチが入ったのですが、これを前半から出していけたらよかったと思います。こういうことが課題として出たことで、かえって次につながる試合になったのではないかと思います。後半は、一人一人が激しく、厳しくプレーしようということで、お互いに声を掛け合うなどいいものが出たと思います。いいところも、悪いところもありましたが、しっかりと切り替えて、次の福岡工業大学戦に臨みたいと思います。」

■力強い当たりで前に出続けた・LOジョシュア・マニング(4年)


「今日は、相手が予想したのとは違ったプレーをしてきたこともあって、前半は少し苦しみましたが、そこで我慢強く耐えてプレーしたところがよかったと思います。今週は特にFWとしての戦術をうまくプレーに落とし込む練習にフォーカスしてやってきました。後半はその成果も出せたと思います。今、4年生としてチームを引っ張ることに責任を感じていますが、責任感へのプレッシャーと同時に、やりがいを感じています。次戦もディフェンス、特にいいタックルをして、相手にプレッシャーを与えるようなプレーをしたいです。個人としても、チームとしても、いいタックルでプレッシャーを掛けて、そこから攻撃に転じていくようなプレーをしていきたいと思っています。」

■FWの縦攻撃とBK攻撃の両方に積極的に参加した・FLマルジーン・イラウア(1年)


「今日のゲームは少しスロースタートでしたが、終わってみればいい試合だったと思います。自分のプレーとしては、ラックで相手を押しのけていいボールをすぐに出せたところがよかったです。この一週間は、基本プレーを正確にできるように準備しました。大学選手権に臨むにあたり、激しい練習をしましたが、新しいことというよりもこれまでにやってきたことをしっかりできるように練習しました。次戦以降も、力強いランプレー、そしてディフェンス、特にタックルミスをしないことや他の選手とのコミュニケーションをしっかりやるところをお見せしたいと思います。」

■好タックルを連発し、相手の攻撃の芽を摘んだ・WTB南藤辰馬(4年)

「今日は大学選手権のスタートの試合ということで、ここから勢いを出すために、80分間を通していかに厳しいプレーができるかということをチームとして考えて臨みました。個人としては、最後の大学選手権なので、責任感を持ってプレーすることを心掛けました。前半は甘いプレーが出て、得点が伸び悩みましたが、ハーフタイムで修正して、後半はいいプレーができたと思います。ただ、前半から80分間やり続けるために、これから準備をしていかなければならないという反省点が出ました。ここからは、これで最後という4年生がどれだけ引っ張れるかがとても大きいと思っています。試合に出る人間だけでなく、全員で一つになって戦っていこうという話を4年生全体でしました。次戦以降も、自分たちにいかに厳しくできるかが重要になってきます。それが成長にもつながって、ステージを通過した場合の準決勝以降にもつながっていけばと思っています。体のケアも含めたコンディションやメンタルの部分などが大事になるので、一週間ごとにしっかり準備して試合に臨みたいと思います。」

■得意のフィールドプレーに加え、スクラムも安定させた・PR竹井勝彦(3年)

「前半はベンチで見ていて、少し厳しい場面もあったのですが、自分が出たらその流れを変えようと思っていました。後半、ラスト10分のところでの出場でしたが、自分の課題としているスクラムをこの試合できちんとやろうと思って臨みました。対抗戦の相手とは違った組み方をしてきたので1本目は少し組みにくかったのですが、2本目からはそれに対応して、きっちりと安定させることができたと思います。帝京のFWはパワープレーも持ち味なので、最近は自分もフィールドプレーだけでなく、セットプレーやモールなどでパワープレーを出していこうという意識になっています。次戦以降、自分たちのミス、ペナルティをなくしていくことが厳しいゲームを戦っていく上で大切になると思うので、ミスをなくして、一戦一戦きっちり戦っていきたいと思います。」

■後半、スクラムの安定に大きく貢献した・PR古賀雄紀(3年・ゲームMVP)


「今日はゲームMVPをいただいたのですが、これは期待も含めてだと思っていますので、その期待に応えられるように今後も努力していきたいです。チームメイトや監督からは、後半、スクラムを安定させたところがよかったと言われたのですが、自分ではまだまだだと思っています。帝京はFWが強いというイメージがあるはずなので、その強いFWを自分も見せられるようにしたいです。特に、スクラムでのヒット、耐えるべきところでしっかりと耐えるという部分を心掛けたいです。自分がイメージした通りのプレーができるように、今後に向けて今日出た課題を克服していきたいと思います。」

■短時間ながら積極的に体を張った・LO今村哲央(3年)
「残り10分での出場でしたが、しっかり結果を出そうと思って入りました。まずはラインアウトで結果を出そうと思ったのですが、ラインアウトがなかったので、次にタックルをしっかりやろうと思ってプレーしました。試合の流れとしては、前半、ミスが多かったのですが、ハーフタイムで修正して、後半はみんなでしっかりとチームを立て直して、その勢いに自分も乗っていけたと思います。次もいい結果を出せるように、しっかり頑張りたいと思います。」

■久々のAチームながら攻守にわたって存在感をアピールした・CTB徳富大樹(4年)
「試合に出られるうれしさを前面に出して、アップから先発15人が気持ちよく試合に入れるように、自分から声を出して意気込みを見せていこうと思って臨みました。後半途中からの出場でしたが、ボールをもらうオフ・ザ・ボールの中で、コミュニケーションを取って、いかにペネトレーターになれるかを考えてやっていかなければと感じました。ディフェンスはノートライに抑えることができましたが、ターンオーバーされたときなどにコミュニケーションが崩れる場面があったので、もっと左右とコミュニケーションを取って、改善していきたいと思います。スタメン、リザーブを問わず、出られるうれしさを噛みしめてワンプレー、ワンプレーを全力でやって、それでチームに貢献できたらうれしいです。自分はまだまだレベルアップ中なので、もっともっと成長していきたいと思います。また、下級生に対して、いい見本となれるように、そしていいものを文化として下の代に伝えていけるようにしたいと思っています。」

 

《PICK UP PLAYERS!》

4年力を後輩たちに伝えたい
SH 天野寿紀(4年生)
AMANO TOSHIKI


1990年10月27日生まれ
文学部教育学科
常翔学園高校出身
身長169㎝/体重79㎏

■今日はどのような気持ちで試合に臨んだのでしょうか。
「『激しさ』をテーマに、筑波大学戦の敗戦をどう生かすかを全員で考え、大学選手権のスタートゲームを激しく戦っていこうと言って臨みました。前半は、ちょっと受けていた部分があり、激しくプレーできなかったことがあの点差になったと思います。でも、後半は修正して、自分たちのやるべきプレーがしっかりできたのではないかと思います」。

■試合前のプランのようなものはあったのでしょうか。
「FWで勝負してどんどん前に出ようと言っていました。FWで勝負してスペースを見つけて、BKに展開しようということです。前半も後半も、あいているスペースにボールを運べたところもありましたが、特に前半はFWで苦しんだところがあったので、そこは修正点だと思います。」

■自身のプレーで意識したところはどんなことでしょうか。
「自分の強みを生かすために、勇気をもって積極的に判断していこうと思っていました。」

■ブレイクダウンはどうでしたか。
「前半は、ラックへの2人目の寄りの速さを意識できていたところとできていなかったところがありました。意識できていたときはうまく前に出られて、ボールを動かして、トライにつながったのですが、できていないところでは相手に差し込まれて、うまくボールをだせなかったので、もっと意識を高めていかなければいけないと思いました。」

■それは相手の圧力の強弱の問題なのでしょうか。それとも、自分たちの意識の問題なのでしょうか。
「やはり相手うんぬんよりも、自分たちの問題だと思います。相手がどうであろうと、自分たちでスイッチを押して、自分たちのやるべきプレーをやらなければいけないと思います。今日のテーマである『激しさ』を一人一人が厳しく表現できればよかったと思います。」

■新方式になった大学選手権ですが、今後へ向けての意気込みを聞かせてください。
「このセカンドステージのプール戦が次の準決勝、決勝につながっていくので、一試合一試合、成長できるゲームにするために、自分たちに厳しく、自分たちのやるべきことを試合でやり切ることを考えています。自分たちにも厳しく、相手にも厳しい試合をやることで、毎試合、目標に向かって成長していきたいと思います。」

■対抗戦終了後に4年生だけの「決起集会」を催したと聞きました。どのようなものだったのでしょうか。
「4年生が今こそ力を発揮すべきところなので、試合に出るメンバーも出ないメンバーも全員が一つになって戦うために、特に出ていないメンバーがどれだけ後輩たちにその力を見せられるかということを話し合いました。出場メンバーのために、痛い練習にも自ら積極的に体を張っていく姿勢などですね。今、このときこそ『4年力』を発揮するところだと話し合いました。」


4年生としての自覚も高く、学生コーチとしてチームからの信頼も厚い。この日も序盤から冷静にゲームをコントロールした。試合後に反省点を語る厳しい顔と、よかった点を語るときの満面の笑顔の両方を見ると、試合中の激しさと冷静さのバランスのよさが現れているようだ。また、普段の礼儀正しさにも彼の人柄がにじみ出る。本人も語る『勇気をもって積極的に判断する』プレーが、今後もチームに勢いをつけてくれることだろう。


《NEXT MATCH!》

大学選手権セカンドステージ第2戦 対福岡工業大学(http://www.fit.ac.jp/~fitrfc/
12月16日(日)レベルファイブ・スタジアム 14時キックオフ

[福岡工業大学の直近5戦]
10月27日 ○  50-  7 九州共立大学(九州学生リーグ戦)
11月  3日 ○  40-38 福岡大学(九州学生リーグ戦)
11月18日 ○107-19 東北学院大学(大学選手権ファーストステージ)
12月  2日 ○  44-  7 朝日大学(大学選手権ファーストステージ)
12月  9日 ●  12-43 立命館大学(大学選手権セカンドステージ)

 

(文・木村俊太/写真・志賀由佳)

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