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2020/10/18【 関東大学対抗戦A 】vs青山学院大学 マッチレポート

2020/10/18【 関東大学対抗戦A 】vs青山学院大学 マッチレポート

2020/10/20

《試合経過》
前半
4分 【帝京大学】トライ キックカウンターから15奥村が走りきりトライ 15奥村ゴール成功 7-0
10分 【帝京大学】トライ 敵陣ラインアウトから6リッチモンドが直接もらいトライ 15奥村ゴール成功 14-0
15分 【帝京大学】トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込み2李がトライ 15奥村ゴール成功 21-0
22分 【帝京大学】トライ 敵陣ラインアウトモールから6リッチモンドが抜け出しトライ 15奥村ゴール成功 28-0
24分 【帝京大学】トライ 9土永から14平坂がブラインドアタック、再び9土永がもらいそのままトライ 15奥村ゴール不成功 33-0
32分 【帝京大学】トライ 敵陣ラインアウトからモールを押し込み2李がトライ 15奥村ゴール成功 40-0 
34分 【帝京大学】トライ 相手のミスボールを拾った14平坂がそのまま走りきりトライ 15奥村ゴール成功 47-0
38分 【帝京大学】トライ 敵陣スクラムから12岡村が抜け出し、8金がラックサイドを持ち出しトライ 15奥村ゴール成功 54-0
41分 【帝京大学】トライ 中盤から14平坂が走りきりトライ 15奥村ゴール成功 61-0
43分 【帝京大学】トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込み2李がトライ 15奥村ゴール不成功 66-0
前半終了:帝京大学 66-0 青山学院大学

後半
0分 【帝京大学】1 近藤芽吹 → 17 清水岳
3分 【帝京大学】トライ敵陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込み2李のトライ 15奥村ゴール成功 73-0
5分 【帝京大学】6 リッチモンド・トンガタマ → 20 ミティエリ・ツイナカウヴァドラ
6分 【帝京大学】トライ ラインアウトターンオーバーしBK展開最後は11尾崎のトライ 15奥村ゴール成功 80-0 
9分 【帝京大学】トライ 中盤FW連続攻撃から9土永が裏へキック最後は11尾崎がキャッチしトライ 15奥村ゴール成功 87-0
10分 【帝京大学】3 渡邉元太 → 18 上杉太郎
13分 【帝京大学】10 高本幹也 → 22 北村将大
14分 【帝京大学】トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからFW連続攻撃最後は5江里口のトライ 15奥村ゴール成功 94-0
15分 【帝京大学】15 奥村翔 → 23 志和池豊馬
16分 【帝京大学】トライ 中盤から12岡村が抜け出し最後は5山川が持ち出しトライ 22北村のゴール成功 101-0
23分 【帝京大学】2 李承爀 → 16 小林恵太
25分 【帝京大学】トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからモールを押し込み16小林のトライ 22北村のゴール成功 108-0
26分 【帝京大学】トライ キックオフから22北村が抜け出し20ミティエリに繋ぎトライ 22北村のゴール成功 115-0
26分 【帝京大学】9 土永雷 → 21 杉原駿
40分 【帝京大学】トライ 中盤から23志和池が抜け出しそのままトライ 22北村のゴール成功 122-0
試合終了:帝京大学 122-0 青山学院大学

(試合速報担当:4年 加地王虎 / 3年 伊藤健人・藤原清孝)



《BRIEF REVIEW》
対抗戦第3戦は青山学院大学との戦い。開始直後から帝京がエンジン全開。4分、FB奥村がキックカウンターから前進し、そのまま走り切って先制トライを奪う。その後もFW、BKバランスよく攻撃を続ける。前半だけでFLトンガタマが2トライ、ラインアウトからモールを押し切って、HO李が3トライ、スピードを活かしてWTB平坂が2トライ、さらにSH土永、No8金が1トライと、合計10トライを奪う。パワー、スピード、そしてフォローから生まれたトライなど、帝京らしさを存分に発揮する。ペナルティからピンチになる場面もあるが、チーム一体となったディフェンスで防ぎ切り、66-0で前半を折り返した。後半に入っても、帝京の勢いは止まらない。後半開始早々、敵陣深く攻め込むと、ラインアウトからモールを押し込み、HO李がトライを奪うと、WTB尾﨑が連続トライ。さらには、LO江里口が対抗戦初トライ。途中出場組も続く。25分、ラインアウトからのモールでHO小林がトライ。27分には、FLツイナカウヴァドラが抜け出してトライ。その後、得点できない時間帯が続き、ペナルティでピンチを迎える場面などもあるが、ディフェンスは最後までほころぶことはなく、ピンチのたびにしっかりと跳ね返していく。40分には、対抗戦初出場のFB志和池がいい形でパスをもらってトライ。SO北村のゴールも決まって、ノーサイド。122-0で帝京が対抗戦3連勝を飾った。


《COLUMN》
―― 帝京の文化 ――

今シーズンBKコーチとなった大向将也コーチは、昨年度まで高校の先生、そしてラグビー部の顧問兼コーチをされていました。実は、帝京のコーチに決まる以前に、来年度(2021年度)から、再度、高校の先生として赴任することが決まっていたため、今シーズンのみ、ご指導をいただく形なのですが、それゆえに学生たちとの時間を濃いものにしようと努力されています。そうしたこともあって、現在、寮に隣接する場所に住み、一日の多くの時間を学生たちと共有しています。そんな大向コーチに、外から見ていたときの帝京と中に入ってわかった帝京との違い、帝京の文化などについてお話を伺いました。

「高校の教師の時に見ていた帝京は、それはもう憧れと言うか、すごい組織だなと思って見ていました。ただその時は、いわゆるラグビー・エリートの高校生の、さらにその中の最上位層の子たちが集まっているから、そういうすごい組織になるんだと思っていました。でも、コーチとして中に入ってわかったのは、そうではないということ。もちろん、そういう子もいますけど、むしろ高校時代は無名だった子、ラグビー強豪校出身ではない子の方が圧倒的に多い。そういう普通の子たちが、頑張っている。頑張ったことがすぐには結果につながらなくても、自分を信じて、帝京という組織を信じて、仲間たちと切磋琢磨する。そうやって成長し合っているから、すごい組織になっているんですね。」

帝京の「脱体育会」的な文化は、どう見ていたのでしょうか。

「最初は『脱体育会』がどうやって根付いているのか、不思議で仕方がありませんでした。例えば、上級生が掃除をしたら、それを見た下級生が真似をするように率先して掃除をするようになるなんてことがどうして起こるのか。『脱体育会にしよう』と言ったって、簡単にできるものではないはずですが、彼らと長い時間過ごしてきて、ようやくわかってきました。なぜ掃除をするのか、掃除をするとどんないいことがあるのか、それによって自分はどう変わっていけるのか、ラグビーのプレーにどうつながっていくのかなどについて、上級生が繰り返し下級生に説明しているんです。監督やコーチ、スタッフから言われてやっているのではなく、上級生も納得した上でやっていて、その理由も下級生にきちんと説明している。だから下級生も納得して、理由を理解して行動する。そして、自分が上級生になったら、同じようにやる。その連鎖ができているとわかりました。」

さらに驚いたのは、学生が普通に歩いて移動している時、1年生や2年生と3年生、4年生とが一緒に話をしながら歩いているのをよく見かけることだそうです。同学年で固まらず、異なる学年が自然に一緒になって会話をしている。高校生では考えられない光景だと言います。

「高校生と大学生の違いだと言ってしまえばそれまでですが、私はそれだけではないと思うんです。『文化』なんだと。」

これも、上級生が積極的に下級生に話し掛け、関わり合っているからこその光景でしょう。かつて、V7を達成した代のキャプテンだった坂手淳史選手(現・パナソニック ワイルドナイツ)は4年生の時、「自分はいかに下級生と関わり合うかを常に意識しています」と話していました。こうした考え方はV7以前からずっとあって、歴代の4年生たちが少しずつながらも着実に定着させてきた結果と言えるでしょう。

「でも、そんなすごい学生たちが万全な準備をしていても、今後、想定外のことに遭遇することも多々あるでしょう。そういうときでもストレスなく、最大のパフォーマンスを発揮できるように、『あのことが起こったときにああしたのだから、今度ここではこうしてみよう』と考えられるような指導をしていきたい。何かを変えるのではなく、また細かな指示をするのではなく、根っこの部分の話をして、あとから結果的にそれが分岐点となって、学生たちをいい方向に向けてあげられたらと思うんです」。

これまで培ってきたものに大向コーチの新たなマインドが加わって、帝京の文化はさらなる進化を遂げていきます。

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