SPECIAL

スペシャル

トップ
   
スペシャル一覧
   
2022/5/29【 静岡招待 / 第11回 関東大学春季交流大会 】vs明治大学 マッチレポート

2022/5/29【 静岡招待 / 第11回 関東大学春季交流大会 】vs明治大学 マッチレポート

2022/06/03

《試合経過》
【 前半 】
08分 【帝京大学】 トライ 敵陣ゴール前で連続攻撃から6青木トライ 10高本ゴール成功 7-0
22分 【明治大学】 トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成し2トライ 12ゴール成功 7-7
34分 【帝京大学】 トライ キックカウンターから15二村が抜け出しパスを繋いで最後は7奥井がトライ ゴール不成功 12-7
39分 【明治大学】 トライ ターンオーバーから展開し15トライ 12ゴール成功 12-14

前半終了:帝京大学 12-14 明治大学

【 後半 】
00分 【帝京大学】 3 西野拓真 → 18 上杉太郎
09分 【明治大学】 トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成し2トライ 12ゴール成功 12-21
10分 【帝京大学】 5 江里口真弘 → 19 山川一瑳
14分 【帝京大学】 11 大籔洸太 → 22 小村真也 , 4 ダアンジャロ・アスイ → 25 倉橋歓太
21分 【帝京大学】 1 津村大志 → 24 髙井翔太
25分 【帝京大学】 9 李錦寿 → 21 岡本泰斉
28分 【帝京大学】 12 松山千大 → 23 久木野太一
30分 【帝京大学】 トライ 敵陣ラインアウトからの連続攻撃で10高本が裏にキックし15谷中から14高本へと繋ぎトライ 10高本ゴール成功 19-21
33分 【帝京大学】 トライ 敵陣でフェーズを重ね最後は13二村が抜け出しトライ 10高本ゴール成功 26-21
36分 【明治大学】 トライ 敵陣ゴール前ラインアウトからモールを形成し16トライ 10ゴール成功 26-28
40分 【明治大学】 トライ 敵陣で連続攻撃から15トライ 10ゴール成功 26-35

試合終了:帝京大学 26-35 明治大学

(試合速報担当:4年 長谷川毅・湯浅宏太)



《BRIEF REVIEW》

新型コロナの影響2戦が不戦勝となった関東春季交流大会。この日は、昨年度の大学選手権決勝を戦った明治大学との対戦。昨年の春にも招待試合を戦った、静岡県袋井市のエコパスタジアムでの一戦となった。
先制したのは帝京。相手の好守もあり、なかなか攻め切れない展開が続いたが、7分、ラインアウトからつなぎ、最後はラックからのボールをFL青木がもらって前進。タックルを受けながらも、体を伸ばしてトライを奪う(7-0)。
その後、スクラムでの反則を取られるなどでピンチを招き、22分にはラインアウトからモールを押し込まれ、トライを奪われてしまう(7-7)。さらに一進一退が続く中、34分、キックの蹴り合いから、SO高本幹也がカウンターアタックを仕掛ける。WTB大籔-CTB二村と渡り、二村が抜け出す。二村はCTB松山にパスし、松山が大きく前進。最後はサポートしていたFL奥井にパスし、奥井がトライ(12-7)。
しかし、前半終了間際の39分、スクラムでターンオーバーされ、つながれ、さらに相手の個人技からトライを奪われ、12-14で前半を折り返した。
後半は開始直後に、SO高本幹也の50:22が決まり、チャンスになるが、得点には至らない。ペナルティも増え始め、9分にはラインアウトからモールを押されて、トライを奪われる(12-21)。
帝京は敵陣深くでのチャンスもあったが、なかなかうまくモールを組むことができない。逆に攻められる時間帯もあるが、ここはなんとか守る。ペナルティからクイックで攻められ、ピンチになるが、CTB小村らのぎりぎりのタックルで凌ぐ。
29分、ようやく帝京に得点機が訪れる。ラインアウトからつなぎ、SO高本幹也がキックで前方へ転がす。走り込んだFB谷中がうまく拾い、WTB高本とむ にパス。高本が抜け出してトライを奪う(19-21)。さらに33分、ラインアウトから連続攻撃。ラックから、SH岡本泰-CTB久木野と渡り、久木野がすばやくCTB二村にパス。二村がうまく抜け出してトライを奪い、帝京が逆転する(26-21)。
ここから一気に試合を決めるかと思われたが、相手もここからが必死。折り返しのキックオフから、すぐにペナルティを奪われピンチになると、ラインアウトからモールを押し込まれ、再逆転を許してしまう(26-28)。
残り時間がほとんどない中、最後も帝京がペナルティを取られてしまい、ラインアウトからつながれ失点。ノーサイドのホーンが鳴り、帝京は26-35で敗れた。



《COLUMN》

―― 残り5分の心理 ――

昨年度の大学選手権決勝の相手・明治大学との戦いは、26-35で敗れてしまいました。しかし、随所にいいプレーも出ていましたし、ブレイクダウンでもおおむねしっかりと押し込んでいたと思います。スコアの面でも、後半33分に一時逆転に成功するなど、最後までどちらが勝ってもおかしくない好ゲームだったと思います。

もっとも、それほどの好ゲームだったからこそ勝ち切るべきだったと思いますし、余計に悔しい思いも募ります。逆転トライが後半33分、ゴールキックが34分ということは、リスタートのキックオフからノーサイドまでの残り時間は約5分。結果的には、この5分をどう戦うかが勝敗を分けたと言っても過言ではありません。

もちろん、ここからの5分間の大切さについて、松山キャプテンが「明治大学さんは絶対にここから死に物狂いでくるぞとわかっていた」「最後まで隙を作らずに戦おうと伝えた」と記者会見で語ったように、帝京の選手たちも頭の中では十分にわかっていました。

ただ、いい形での2連続トライで逆転したという現実に、無意識の部分が「ほっとした」可能性も否定できません。残り5分。このまま行けば勝てる。あるいは、同じようなトライがもう一つくらい取れるのではないか。そんな思いが「意識」ではなく「無意識」の領域で一瞬でもよぎってしまうと、そのマインドを覆すのにはとても大きなエネルギーが必要になります。

松山キャプテンの言ったとおり、この時間帯、相手は「死に物狂いで」襲い掛かってきました。昨年度、同じ場所で同じ帝京に敗れたという思い、対抗戦での思い、大学選手権決勝での思い。敗れたからこそ湧き出てくる思いが、最後の5分間にぶつかってきました。

相馬監督は試合後の集合の場で部員全員に「負けなければ学べないこともある」と伝えました。次の戦いで「死に物狂い」になるのは私たちです。

(文・木村俊太 写真・舛元清香)

スペシャル一覧