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長崎北陽台高校でともに花園にも出場した大町佳生選手、本山泰士選手の2人に大学生活、そしてお互いのことについて語ってもらった。

――大学生活には慣れましたか？

本山　入寮時と比べたら、だいぶ慣れてきました。ただ、その慣れが緩みにつながらないように気を付けて生活していきたいです。

大町　先輩方がとてもやさしく、僕たち1年生が慣れやすい環境を作ってくださいます。掃除なども4年生の先輩方がやってくださるので、1年生は個人練習などに使える時間が多くあるなど、とてもいい環境でラグビーをさせていただいています。

――二人は同じ高校（長崎北陽台高校）出身で、10番と12番で花園にも出場しています。それぞれどんな人なのか、お互いを紹介してください。

大町　本山の左利きという特徴は、高校時代、すごく頼りになりました。10番と12番という形で一緒にプレーしましたが、お互いに考え方がすごく似ているので、とてもやりやすかったですね。また、高校ではテスト前などによく一緒に勉強していました。本山はなぜか、いつの間にか先に課題を終わらせていたりして、「意外に真面目なところもあるなあ」と思っていました。普段はみんなで楽しくワイワイやっているのですが、やるべきことはしっかりと真面目にやるという、メリハリの利いた男です。

本山　大町は「考え方が似ている」と言いましたが、彼は僕が苦手な「頭を冷静に保って判断する」ことがしっかりできるので、高校時代、試合ではすごく頼っていたところがありました。チームにとってかけがえのない存在でしたね。勉強の面では、むしろ大町の方がメリハリが利いていたと思います。普段、みんなとワイワイ楽しくやっているのに、自習時間などを上手に最大限利用して勉強していたので、そういう面を見て僕もしっかりやらなければと思い、勉強を頑張っていたところもありました。高校時代も今も、大町からはけっこう刺激をもらって生活しています。

大町　刺激と言っても、今は学部も違うので（大町は教育学部、本山は医療技術学部）、大学ではほとんど一緒にいることはないですし、お互いに刺激し合っていることは確かですが、本山ならたぶん一人でもきちんと勉強していたと思います。

勉強熱心で気心が知れた二人。近い将来、帝京の10番、12番でコンビを組む姿が見られるかもしれない。