帝京大学 ラグビー部TEIKYO UNIVERSITY RUGBY FOOTBALL CLUB OFFICIAL SITE

■FL/No8 奥井章仁（3年 チームMVP）

「今日は、菅平の夏合宿でのラストゲームということと、春シーズンに敗れた相手である明治大学さんとの試合ということで、この夏にやってきた成果をしっかり出そうと思って、挑みました。
試合には、特にコンタクトバトルにフォーカスして臨みました。前半はしっかりファイトできて、いい形で試合を運べたのですが、前半の最後や後半の最初の時間帯で、受けてしまうところがありました。明治大学さんは力のあるチームなので、隙を見せたり、受けたりしてしまうと勢いに乗ってきますし、それが失点につながってしまったと思います。
ただ、その隙を見せてしまったことで逆に引き締まることができ、最後はスコアして終われたのはよかったですし、夏の成果を出せたのではないかと思います。やはり、コンタクトで勝負してこその帝京だと思っていますし、一度、受けてしまったところからアタックしようとしても継続できなくて、そうなると帝京のラグビーではなくなってしまいます。でも、最後は気を引き締めて、自分たちのラグビーができたのではないかと思います。
この夏合宿を通じて、一歩ずつではありますが、チームは成長できていると思います。春シーズンはセットプレーで明治大学さんにいいようにやられてしまいましたが、今日のようにセットプレーが安定すればゲーム運びも変わりますし、その点はすごく成長していると思います。フロントローの人たちはセットプレーの練習を毎日朝早くから続けていて、今日はその成果が出ていました。
チームとしても、一つ一つ丁寧に練習を重ねてきて、うまくいかないことがあれば、夜にミーティングをしてみんなでフィードバックしたり、リフレクションしたりして修正してきました。その結果が今日のゲームにつながったことは、とてもよかったと感じています。まだまだこれからやるべきことはたくさんありますが、この夏合宿に関してはとてもいい合宿だったと思っています。自分たちがやろうとしたことをやれば、自分たちの形にできるということが証明できた合宿だったので、今後もそこは自信を持ってやっていきたいです。
シーズンが始まりますが、どのチームも前年度優勝している帝京大学に対しては、対抗心を燃やして挑んで来ると思います。そこで受けることなく、ファイトしていきたいです。去年のチームは優勝しましたが、今年の自分たちはチャンピオンでもなんでもありませんから、僕たちもしっかりとファイトしていきたいと思います。
何か特別なことをやるわけではなく、今までやってきたことを一つ一つ丁寧にやっていって、シーズンが深まっていくにつれて、その丁寧にやっていくことがより丁寧になっていければと思っています。」