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2022年度【 1年生 対談 】内村龍・新澤迅太

2022年度【 1年生 対談 】内村龍・新澤迅太

2022/09/23

寮の部屋が隣どうしという二人に、寮のことや菅平での夏合宿などについて話を聞いた。

新澤 僕の部屋はほぼずっと「チル」な音楽が流れていますね。たぶん、(野口)順平さんがかけてくれているんだと思います。雰囲気もよくて、過ごしやすいです。
内村 僕の部屋もよく音楽がかかっています。決まったジャンルとか、誰の曲とかはないですが、けっこう「チル」な曲がかかっています。あと、よく部屋でお香が焚かれています。
新澤 あ、うちの部屋もお香はよく焚かれています。
内村 いろいろなにおいがあって、日によって違います。たぶん、(知念)優来さんが焚いているんだと思います。
新澤 うちの部屋はいつも同じにおいです。(笑)うちの部屋で焚いているのは(野口)順平さんです。順平さんは東京高校出身で僕は目黒学院高校なので、高校時代、よく試合で対戦していたんです。高校時代はライバルというか、敵どうしだったのですが、大学では寮の同じ部屋になって、とても不思議な縁を感じます。東京都大会の思い出など高校時代のいろいろな話もできて、とても楽しく過ごせています。

――菅平は高校時代にも何度も来ている?
内村 僕は初めてです。
新澤 え? マジ?
内村 山口県からだとけっこう遠いので。でも、今年からうちの高校も初めて菅平で合宿をやるようになったそうです。

――菅平はどう?
内村 涼しくて、動きやすくて、めちゃくちゃいいですね。
新澤 涼しくて、何度来ても過ごしやすいんですが、すぐに息が上がってしまうんですよね。ちょっとした高地トレーニングにもなっているのかもしれません。
内村 宿の部屋も大部屋で、みんなと仲よくなりやすいです。
新澤 普段、あまり関わらなかった人たちともいろいろな話ができて新鮮です。あと、同じチームで部屋割りがされているので、練習の振り返りがすぐに部屋でできますし、「明日はこうしよう」という話もすぐにできます。
内村 翌日、試合がある時には試合に向けた話も部屋ですぐにできます。

――帝京ラグビー部で気になること、不思議に思うことってある?
新澤 関西の人が多いからなのか理由はよくわからないのですが、先輩を「くん」付けで呼ぶ人が多いのが、僕にはすごく抵抗感があります。「先輩を呼ぶ時は『さん』だろ」って。
内村 たしかに。僕もそれはびっくりした。山口県でも先輩は「さん」付けで呼ぶので、最初は抵抗感がありましたね。いまは「くん」付けで呼ぶようになりましたが。
新澤 僕はちょっと無理。いまでも先輩は「さん」付けで呼んでいます。
内村 帝京は先輩後輩の距離感が近いのが特徴なので、それで「くん」で呼ぶのかもしれない。「くん」で呼ぶと先輩との距離感がぐっと近くなったような気がするし。
新澤 それもわかるけど、僕はまだ先輩を「くん」付けでは呼べない。失礼な気がして……。

ちなみに、先輩を「くん」付けで呼ぶことで知られるジャニーズ事務所のタレントさんたちも、「みんな同じ事務所の仲間」という意味合いで「くん」付けで呼んでいるとのこと。帝京は先輩と後輩の距離が近いこともあり、「ワンチーム」になりやすい呼び方なのだろう。礼儀はしっかりとわきまえつつも、やがて違和感が薄れ、どこかで「くん」付けの距離感を受け入れる時が来るのかもしれない。

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