SPECIAL

スペシャル

トップ
   
スペシャル一覧
   
2022年度【 1年生 対談 】島袋世良・沼澤健一郎

2022年度【 1年生 対談 】島袋世良・沼澤健一郎

2022/09/24

2人は沖縄県の高校出身。高校時代から何度も対戦があり、またコロナ禍で機会は少なかったものの、国体メンバーに選ばれた時など互いに話をすることもあったという2人に、お互いのことや目標とする選手などについて語ってもらいました。

――お互いについて紹介してください。

島袋 (沼澤)健一郎と最初に会ったのは高校1年の時。1年生の時から沖縄の国体メンバーなどに選ばれていて、すごい選手だなという印象でした。スローイングもうまくて、レベルの高いHOだなと感じていました。
話をするようになったのは、2年生になってから。学校も違うので、しょっちゅう話をしたわけではないですが、オンとオフの切り替えが上手だなという印象がありました。大学でよく話をするようになると、やはりオンの時はすごく真面目でしっかりしています。でも、いい意味で、真面目すぎることもなく、とても話しやすい人です。

沼澤 (島袋)世良は読谷高校でキャプテンをやっていた、とてもしっかりした人です。これは僕のイメージですが、読谷高校って小学校からずっとラグビーをやっているような人たちの中の、さらにその精鋭たちがギュッと集まっている高校という感じなんです。そういう突出した個人が集まっているチームをまとめて、リーダーシップを発揮している世良はすごいなと感じていました。
コロナもあって、高校時代は国体などでいっしょに過ごす時間は少なかったのですが、対戦相手として戦うことは多かったですね。SOもSHもできて、パスの技術も高いのですが、それだけではなく自分で仕掛けて抜きに来るので、すごく怖いなと思っていました。加えてキックも蹴りますし、それまで僕が見てきた選手にはいなかったタイプなので、すごいなとずっと思っていました。
話をしてみると、やはり真面目な人でした。大学に入ってから、初めてで戸惑うこととかうまくいかないことなどもいろいろあったと思いますが、世良は変わらず何事にも真面目に取り組んでいる印象です。このまま真面目に突き進んでいったら、きっといい方向に行くと思うので、僕も彼と影響し合いながらお互いに成長していけたらいいなと思っています。」

――趣味や、オフの時のリラックス法を教えてください。

島袋 よく同期の子と、大学の近くの「おふろの王様」に行きます。あとは部屋で音楽を聴いてゆっくりするのが趣味です。

沼澤 オフの時は、友達と服を買いに出かけたり、温泉に行ったりですね。あと、夏合宿の前くらいからやっているのは、朝、ラジオを聴くこと。目が覚めてからごはんの時間くらいまでラジオを聴いて、世の中の情報を知るようにしています。それをルーティーンと言いますか、自分の生活のリズムにしています。
ラグビーにだけ集中してしまうと、世の中のことがよくわからなくなってしまうと思ったので、積極的に世の中の情報に接するようにしています。また、ニュースだけじゃなくて、専門家の方が解説しているようなお話をよく聴くようにしています。

――目標とする選手を教えてください。

島袋 高本幹也(4年)さんです。仲間を活かすプレーもそうですし、体を張ってチームに貢献するところ、SOなのにバチバチとタックルに行くところがすごいと思います。夏合宿で技術面などいろいろ教えていただいて、考え方が深いなあと思いました。すごく憧れます。

沼澤 堀江翔太選手(埼玉パナソニックワイルドナイツ)です。ボールキャリーで前に出るプレーもすごいですし、裏のBKの選手にパスを放るタイミングなどもすごい。ディフェンスしていたらやりづらいだろうなと感じます。スクラムも強いですし。
(江良)颯さんもそうですが、HOなのにHOらしくないところにいたり、HOは普通はやらないようなすごいプレーをするところに憧れます。坂手淳史さん(埼玉パナソニックワイルドナイツ)や堀越康介さん(東京サントリーサンゴリアス)もそうですよね。学んで吸収したいです。

いま学べることをすべて学んで、将来、沖縄に還元したいと口を揃える2人。その笑顔には「沖縄愛」があふれていました。

スペシャル一覧