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2025/5/25【 関東大学春季交流大会Aリーグ】vs東海大学 マッチレポート
2025/05/26
第13回関東大学春季交流大会A(第47回UTY招待ラグビー) 対東海大学戦
5月24日(日)・JITリサイクルインクスタジアム(小瀬スポーツ公園陸上競技場)
○帝京大学111-0 東海大学●
《BRIEF REVIEW》
春季大会第2戦は、山梨県甲府市で行われるUTY招待ラグビーでの東海大学との戦い。過去、何度も熱戦を繰り広げてきた相手に対し、帝京は自分たちのやってきたことを100%ぶつけていきたい。
得点が動いたのは7分。ペナルティをもらって、タッチキック。ラインアウトからモールを押し切り、HO三浦がトライ(5-0)。直後の10分には、相手の乱れたボールからのラックでターンオーバー。PR上野が拾って前進。LOフィシプナに渡り、フィシプナが抜け出し、タックルをかわしてトライ。FB吉田(琉)がコンバージョンキックを確実に通し、最初の10分で1年生が2トライ1ゴールを決め、12-0とリードする。
帝京の勢いは止まらない。15分、FB吉田(琉)のクイック・スローインからつなぐ。SO本橋が抜け出し、前進。パスが乱れるも、自ら再獲得してNo.8ダウナカマカマにパス。ダウナカマカマが抜け出してトライ(19-0)。
攻められる時間帯もあるが、LOフィシプナのナイスプレッシャーで、相手のノックフォワード(ノックオン)を誘う。19分にはラインアウトからモールを押し切り、FL甲斐がトライ(26-0)。
ここからややミスも増えるが、攻められても、CTB佐藤(楓)の好タックルからのターンオーバーなど、ディフェンスからチャンスを作る。
27分、ラインアウトからモールを押し切り、No.8ダウナカマカマがトライ(31-0)。32分には、ラインアウトからNo.8ダウナカマカマが前進してつなぐ。ラックからPR上野が持ち出してトライ(38-0)。
40分には、相手のノータッチキックをWTB吉田(有佑)がキャッチし、FB吉田(琉)にパス。吉田(琉)が仕掛けて前進。さらにつないで、ラックからSH武智-SO本橋-CTB上田(倭士)と渡り、上田が抜け出し、走り切ってトライ。
帝京は前半を45-0で折り返した。
後半も帝京は攻め手を緩めず、相手に圧力をかけ続ける。3分、相手のラインアウトをターンオーバーしてつなぐ。CTB佐藤(楓)、HO三浦が前進。ラックから、SH武智-SO本橋-LOフィシプナ-PR上野-LOフィシプナと渡り、フィシプナが抜け出してトライ(52-0)。
6分には、相手のノータッチキックをWTB生田がキャッチし、SO本橋にパス。本橋が仕掛けて前進。本橋からWTB生田-LOフィシプナと渡り、フィシプナが抜け出し、走り切ってトライ(57-0)。
10分、ラインアウトから連続攻撃。ラックから、SH武智-PR森山と渡り、森山が抜け出してトライ(64-0)。19分、ラインアウトからモールを押し切り、HO梶川がトライ(71-0)。
この後、攻められる場面があるも、ラックでターンオーバー。CTB大町がタッチライン際の絶妙な位置にキックを蹴り、相手に拾わせ、マイボール・ラインアウトを獲得。22分、ラインアウトからモールを押し切り、LO坪根がトライ(78-0)。
29分、スクラムから、SH三田村が仕掛けて前進。SO高本にパスし、高本が抜け出してトライ(85-0)。32分、ラインアウトからモールを形成。HO梶川が持ち出し、WTB吉田(有佑)にパス。吉田が抜け出し、SH三田村にパス。三田村が走り切ってトライ(90-0)。
帝京の攻撃は最後まで止まらない。36分、ラインアウトからモールを押し込む。崩れるも、ここからつなぐ。ラックから、SH三田村-FL蔵森と渡り、蔵森が抜け出してトライ(97-0)。41分、相手がノックフォワード(ノックオン)したボールを拾ってつなぐ。CTB佐藤(楓)-WTB吉田(有佑)-FL平野と渡り、平野が抜け出してトライ。
終了間際には攻められる場面もあるが、ディフェンスでプレッシャーをかけ、相手がノックフォワード(ノックオン)したボールを、LO坪根が拾ってターンオーバー。ややボールが乱れるも、うまく拾ってつなぐ。FB吉田(琉)-WTB生田-FL蔵森と渡り、蔵森が前進。CTB佐藤(楓)に渡り、佐藤が走り切ってトライ。
帝京が111-0で勝利し、春季交流大会2連勝を飾った。
《COLUMN》
―― うまくいっているのが「怖い」の意味 ――
帝京は前節に引き続き、この日の試合も相手を0点に抑えて勝利しました。結果だけを見れば、ここまでのところ非常に順調に来ているように見えます。
しかし、この日のゲームキャプテンを務めたFL河村ノエル選手はこの状況を「怖いと思っている」と表現しました。うまくいっている状況が怖いとはどういうことなのでしょうか。
河村ゲームキャプテンが語ったのは、「練習を見ても、まだまだ足りないところがあるのに、この結果だけを見て満足してしまい、足りないところを認識できなくなってしまうのが怖い」ということでした。
大町キャプテンも「(これからの戦いでは)今日の試合とは違った緊張感がある。その中で、どこまでハードワークできるか」について懸念していました。
さらには、相馬監督も「結果を喜ぶのは今だけ」と語っています。
今日の結果は、今後の勝利を保証してくれるものではありません。しかし、うまくいっている状態が「怖い」と感じている限り、帝京はさらに成長していけるはずです。
(文/木村俊太・写真/志賀由佳)
5月24日(日)・JITリサイクルインクスタジアム(小瀬スポーツ公園陸上競技場)
○帝京大学111-0 東海大学●
《BRIEF REVIEW》
春季大会第2戦は、山梨県甲府市で行われるUTY招待ラグビーでの東海大学との戦い。過去、何度も熱戦を繰り広げてきた相手に対し、帝京は自分たちのやってきたことを100%ぶつけていきたい。
得点が動いたのは7分。ペナルティをもらって、タッチキック。ラインアウトからモールを押し切り、HO三浦がトライ(5-0)。直後の10分には、相手の乱れたボールからのラックでターンオーバー。PR上野が拾って前進。LOフィシプナに渡り、フィシプナが抜け出し、タックルをかわしてトライ。FB吉田(琉)がコンバージョンキックを確実に通し、最初の10分で1年生が2トライ1ゴールを決め、12-0とリードする。
帝京の勢いは止まらない。15分、FB吉田(琉)のクイック・スローインからつなぐ。SO本橋が抜け出し、前進。パスが乱れるも、自ら再獲得してNo.8ダウナカマカマにパス。ダウナカマカマが抜け出してトライ(19-0)。
攻められる時間帯もあるが、LOフィシプナのナイスプレッシャーで、相手のノックフォワード(ノックオン)を誘う。19分にはラインアウトからモールを押し切り、FL甲斐がトライ(26-0)。
ここからややミスも増えるが、攻められても、CTB佐藤(楓)の好タックルからのターンオーバーなど、ディフェンスからチャンスを作る。
27分、ラインアウトからモールを押し切り、No.8ダウナカマカマがトライ(31-0)。32分には、ラインアウトからNo.8ダウナカマカマが前進してつなぐ。ラックからPR上野が持ち出してトライ(38-0)。
40分には、相手のノータッチキックをWTB吉田(有佑)がキャッチし、FB吉田(琉)にパス。吉田(琉)が仕掛けて前進。さらにつないで、ラックからSH武智-SO本橋-CTB上田(倭士)と渡り、上田が抜け出し、走り切ってトライ。
帝京は前半を45-0で折り返した。
後半も帝京は攻め手を緩めず、相手に圧力をかけ続ける。3分、相手のラインアウトをターンオーバーしてつなぐ。CTB佐藤(楓)、HO三浦が前進。ラックから、SH武智-SO本橋-LOフィシプナ-PR上野-LOフィシプナと渡り、フィシプナが抜け出してトライ(52-0)。
6分には、相手のノータッチキックをWTB生田がキャッチし、SO本橋にパス。本橋が仕掛けて前進。本橋からWTB生田-LOフィシプナと渡り、フィシプナが抜け出し、走り切ってトライ(57-0)。
10分、ラインアウトから連続攻撃。ラックから、SH武智-PR森山と渡り、森山が抜け出してトライ(64-0)。19分、ラインアウトからモールを押し切り、HO梶川がトライ(71-0)。
この後、攻められる場面があるも、ラックでターンオーバー。CTB大町がタッチライン際の絶妙な位置にキックを蹴り、相手に拾わせ、マイボール・ラインアウトを獲得。22分、ラインアウトからモールを押し切り、LO坪根がトライ(78-0)。
29分、スクラムから、SH三田村が仕掛けて前進。SO高本にパスし、高本が抜け出してトライ(85-0)。32分、ラインアウトからモールを形成。HO梶川が持ち出し、WTB吉田(有佑)にパス。吉田が抜け出し、SH三田村にパス。三田村が走り切ってトライ(90-0)。
帝京の攻撃は最後まで止まらない。36分、ラインアウトからモールを押し込む。崩れるも、ここからつなぐ。ラックから、SH三田村-FL蔵森と渡り、蔵森が抜け出してトライ(97-0)。41分、相手がノックフォワード(ノックオン)したボールを拾ってつなぐ。CTB佐藤(楓)-WTB吉田(有佑)-FL平野と渡り、平野が抜け出してトライ。
終了間際には攻められる場面もあるが、ディフェンスでプレッシャーをかけ、相手がノックフォワード(ノックオン)したボールを、LO坪根が拾ってターンオーバー。ややボールが乱れるも、うまく拾ってつなぐ。FB吉田(琉)-WTB生田-FL蔵森と渡り、蔵森が前進。CTB佐藤(楓)に渡り、佐藤が走り切ってトライ。
帝京が111-0で勝利し、春季交流大会2連勝を飾った。
《COLUMN》
―― うまくいっているのが「怖い」の意味 ――
帝京は前節に引き続き、この日の試合も相手を0点に抑えて勝利しました。結果だけを見れば、ここまでのところ非常に順調に来ているように見えます。
しかし、この日のゲームキャプテンを務めたFL河村ノエル選手はこの状況を「怖いと思っている」と表現しました。うまくいっている状況が怖いとはどういうことなのでしょうか。
河村ゲームキャプテンが語ったのは、「練習を見ても、まだまだ足りないところがあるのに、この結果だけを見て満足してしまい、足りないところを認識できなくなってしまうのが怖い」ということでした。
大町キャプテンも「(これからの戦いでは)今日の試合とは違った緊張感がある。その中で、どこまでハードワークできるか」について懸念していました。
さらには、相馬監督も「結果を喜ぶのは今だけ」と語っています。
今日の結果は、今後の勝利を保証してくれるものではありません。しかし、うまくいっている状態が「怖い」と感じている限り、帝京はさらに成長していけるはずです。
(文/木村俊太・写真/志賀由佳)
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