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2025/6/22【 関東大学春季交流大会Aリーグ】vs早稲田大学 マッチレポート
2025/06/23
第13回関東大学春季交流大会A 対早稲田大学戦
6月22日(日)・早稲田大学上井草グラウンド
○帝京大学35-36早稲田大学●
《BRIEF REVIEW》
春季交流大会最終戦は早稲田大学との対戦。昨年度の大学選手権決勝でも戦った相手だ。
帝京は開始直後から厳しい展開。5分にPGで先制されると、12分にはラインアウトから攻められ、トライを奪われる(0-10)。
その後も攻められる展開が続くが、帝京も堅いディフェンスで防ぐ。帝京の時間帯は21分頃から。クイック・スローインからFB吉田(琉)が仕掛ける。WTB吉田(有佑)にパスし、前進。再度、吉田(琉)に戻して、吉田(琉)が走り切ってトライ(22分、7-10)、
さらに25分、ラインアウトから攻める。CTB佐藤(楓)が前進。ラックから、No.8ダウナカマカマ-SO上田(倭士)-WTB吉田(有佑)と渡り、吉田(有佑)が走り切ってトライを奪い、帝京が逆転(14-10)。
35分にラインアウトから攻められ逆転を許すが(14-17)、38分にラインアウトからの連続攻撃でFLフィシプナが、41分にはラックでターンオーバーしての連続攻撃からPR清水が前進し、PR森山に繋いで森山がトライを奪い、28-17で前半を折り返した。
後半開始直後は帝京の時間帯。2分、ラインアウトから連続攻撃。モールで前進後、PR森山が前進。ラックからSH武智-LO福田(大)と渡り、福田が抜け出してトライ(35-17)。
だが、ここから再び難しい時間帯がやってくる。7分、キックしたボールが乱れ、相手に蹴り込まれ、トライを奪われる(35-22)。その後、一進一退が続くが、30分にラインアウトから攻められ、トライを奪われる(35-29)。
終了間際、インゴールに持ち込まれるが、FB神田(陸)がグラウンディングさせず、帝京ボールのインゴール・ドロップアウトとなる。しかし、ここから仕掛けられ、止めきれずにトライを許してしまう(43分、35-36)。
それでもまだ時間はあり、帝京が最後の攻撃を仕掛ける。しかし、攻め切れずにノーサイド。帝京は35-36で敗れた。
なお、春季交流大会は3校が4勝1敗で並んだが、勝点26とした帝京が優勝を飾った。
《COLUMN》
―― これまでやってきたことを疑うな ――
帝京は春季交流大会最終戦で1点差の敗戦を喫しました。勝点の差で春季交流大会の優勝は勝ち取りましたが、非常に悔しい優勝となってしまいました。
試合についての評価も非常に難しいのですが、試合後に相馬監督が学生たちに語った言葉がすべてだと思います。それはこんな内容でした。
「この敗戦で、自分たちのこれまでやってきたことを疑う必要はまったくない」
「自分たちのプライドを失う必要はまったくない」
これまでやってきた道筋を変えることなく、迷わず堂々と前に進んでいこうというメッセージでした。
ただし同時に「相手につけ入る隙を与えてしまったことも事実」とし、「そこは突き詰めて考えていかなければならない」としました。
大学日本一に辿り着くためには、今日対戦した早稲田大学だけでなく、多くのライバル校とこのあと何度も戦い、その戦いを一つ一つ乗り越えて行かなければなりません。きっとそのたびに、どちらが勝ったかに限らず、ファンの心を熱くしてくれるプレーがたくさん見られることと思います。
願わくば、そんな学生たちの熱い思いのぶつかり合いを阻害してしまうような要因が顕在化しないことを望んでいます。その中でも特にケガは見たくありません。
夏の再戦、秋の再々戦、そしてもしかしたら冬の再々々戦まで、学生たちがぶつけ合う、熱い戦いを見守りたいと思います。
(文/木村俊太・写真/志賀由佳)
6月22日(日)・早稲田大学上井草グラウンド
○帝京大学35-36早稲田大学●
《BRIEF REVIEW》
春季交流大会最終戦は早稲田大学との対戦。昨年度の大学選手権決勝でも戦った相手だ。
帝京は開始直後から厳しい展開。5分にPGで先制されると、12分にはラインアウトから攻められ、トライを奪われる(0-10)。
その後も攻められる展開が続くが、帝京も堅いディフェンスで防ぐ。帝京の時間帯は21分頃から。クイック・スローインからFB吉田(琉)が仕掛ける。WTB吉田(有佑)にパスし、前進。再度、吉田(琉)に戻して、吉田(琉)が走り切ってトライ(22分、7-10)、
さらに25分、ラインアウトから攻める。CTB佐藤(楓)が前進。ラックから、No.8ダウナカマカマ-SO上田(倭士)-WTB吉田(有佑)と渡り、吉田(有佑)が走り切ってトライを奪い、帝京が逆転(14-10)。
35分にラインアウトから攻められ逆転を許すが(14-17)、38分にラインアウトからの連続攻撃でFLフィシプナが、41分にはラックでターンオーバーしての連続攻撃からPR清水が前進し、PR森山に繋いで森山がトライを奪い、28-17で前半を折り返した。
後半開始直後は帝京の時間帯。2分、ラインアウトから連続攻撃。モールで前進後、PR森山が前進。ラックからSH武智-LO福田(大)と渡り、福田が抜け出してトライ(35-17)。
だが、ここから再び難しい時間帯がやってくる。7分、キックしたボールが乱れ、相手に蹴り込まれ、トライを奪われる(35-22)。その後、一進一退が続くが、30分にラインアウトから攻められ、トライを奪われる(35-29)。
終了間際、インゴールに持ち込まれるが、FB神田(陸)がグラウンディングさせず、帝京ボールのインゴール・ドロップアウトとなる。しかし、ここから仕掛けられ、止めきれずにトライを許してしまう(43分、35-36)。
それでもまだ時間はあり、帝京が最後の攻撃を仕掛ける。しかし、攻め切れずにノーサイド。帝京は35-36で敗れた。
なお、春季交流大会は3校が4勝1敗で並んだが、勝点26とした帝京が優勝を飾った。
《COLUMN》
―― これまでやってきたことを疑うな ――
帝京は春季交流大会最終戦で1点差の敗戦を喫しました。勝点の差で春季交流大会の優勝は勝ち取りましたが、非常に悔しい優勝となってしまいました。
試合についての評価も非常に難しいのですが、試合後に相馬監督が学生たちに語った言葉がすべてだと思います。それはこんな内容でした。
「この敗戦で、自分たちのこれまでやってきたことを疑う必要はまったくない」
「自分たちのプライドを失う必要はまったくない」
これまでやってきた道筋を変えることなく、迷わず堂々と前に進んでいこうというメッセージでした。
ただし同時に「相手につけ入る隙を与えてしまったことも事実」とし、「そこは突き詰めて考えていかなければならない」としました。
大学日本一に辿り着くためには、今日対戦した早稲田大学だけでなく、多くのライバル校とこのあと何度も戦い、その戦いを一つ一つ乗り越えて行かなければなりません。きっとそのたびに、どちらが勝ったかに限らず、ファンの心を熱くしてくれるプレーがたくさん見られることと思います。
願わくば、そんな学生たちの熱い思いのぶつかり合いを阻害してしまうような要因が顕在化しないことを望んでいます。その中でも特にケガは見たくありません。
夏の再戦、秋の再々戦、そしてもしかしたら冬の再々々戦まで、学生たちがぶつけ合う、熱い戦いを見守りたいと思います。
(文/木村俊太・写真/志賀由佳)
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