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2025/12/14【第62回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 3回戦】vs東洋大学 マッチレポート
2025/12/16
第62回全国大学ラグビーフットボール選手権大会 3回戦 対東洋大学戦
12月14日(日)・秩父宮ラグビー場
○帝京大学29-14東洋大学●
《BRIEF REVIEW》
大学選手権が始まった。帝京はトーナメント3回戦からの出場。相手はリーグ戦2位の東洋大学との一戦。ここからは負ければシーズンが終わる、サバイバル戦が続いていくことになる。
開始直後、帝京はペナルティが続き、ピンチとなる。守りの時間帯が続くが、PR森山のスティールでピンチを脱する。
そこから帝京が反撃。9分、ラインアウトから連続攻撃。ラックから、SH武智-FB吉田(琉)-WTB生田-LOフィシプナと渡り、フィシプナがディフェンスをかわして走り切ってトライ(5-0)。
その後、攻められる時間帯となるが、帝京の守りも堅い。しかし、15分、キックパスからつながれ、トライを許してしまう(5-7)。
ここからは一進一退の展開。帝京にもチャンスはあるが、ミスもあり、取り切ることができない。逆に攻められる場面でもしぶとくディフェンスし、LO坪根のスティールで守る。
前半終了間際、再度、帝京にチャンスが訪れるが、ここも取り切れない。前半を5-7とリードを許して折り返すことになった。
後半は開始早々、帝京にチャンスが来る。スクラムから展開し、SO本橋が抜け出すが、残り5mで惜しくもパスがつながらない。さらにSO本橋が抜け出し、そのままトライかと思われたが、相手ディフェンスにボールを叩かれ、インゴールノックフォワードとなる。
さらにチャンスも、ミスとペナルティで取り切れない。
16分、スクラムでもらったPGをSO本橋が決め、8-7と帝京が逆転に成功する。
このあと、自陣深くでミスが出て、ピンチを迎えるが、CTB上田(倭士)のインターセプトで防ぐ。さらにSO本橋の仕掛けからチャンスを作る。24分、ラックから、SH武智-No.8ダウナカマカマ-LO福田(大)-LOフィシプナと渡り、フィシプナが抜け出してトライ(15-7)。
33分、ラインアウトが乱れるも、なんとかキープし、LOフィシプナが前進。さらにNo.8ダウナカマカマが前進し、ラックから、SH武智-FL甲斐と渡り、甲斐が抜け出してトライ(22-7)。
37分には、クイックスローインから展開。SO本橋が前方へキック。FL甲斐が追い付き、インゴールで押さえてトライ(29-7)。
終了間際にモールからトライを奪われるが、ここでノーサイド。帝京が29-14で勝利し、12月20日の準々決勝へと駒を進めた。
《COLUMN》
―― 緊張感も味方に変える ――
大学選手権が始まりました。
帝京は3回戦からの出場となりましたが、特にこの日の前半は帝京の硬さが目立つ内容でした。
負ければそこでシーズンが終了するトーナメント戦ですから、硬くなるなと言う方が無理というものですが、それが試合のパフォーマンスに影響してしまうのはよくありません。
相馬朋和監督は記者会見で「天気のようなパッとしない試合内容だった」と表現されました。甲斐敬心選手は大学選手権に臨む選手たちの緊張感について「負けられない戦いが始まっているという緊張感がありました。ロッカー内の緊張感もこれまでとは一段階上がっていたように感じました」と語ってくれました。
しかし、硬さ、緊張感は必ずしも悪い方向に働くとは限りません。甲斐選手は「その緊張感に負けないように、僕もギアを一つ上げていつもより集中して挑みました」と語り、その言葉どおりの集中力で、後半2トライをあげ、勝利に大きく貢献してくれました。
硬さや緊張感は敵ではない。むしろ味方にすることで、いつも以上のパフォーマンスを自らの力で引き出せる。
次戦に向けて、そんな期待を抱かせてくれるゲームとなりました。
(文/木村俊太・写真/和田八束)
12月14日(日)・秩父宮ラグビー場
○帝京大学29-14東洋大学●
《BRIEF REVIEW》
大学選手権が始まった。帝京はトーナメント3回戦からの出場。相手はリーグ戦2位の東洋大学との一戦。ここからは負ければシーズンが終わる、サバイバル戦が続いていくことになる。
開始直後、帝京はペナルティが続き、ピンチとなる。守りの時間帯が続くが、PR森山のスティールでピンチを脱する。
そこから帝京が反撃。9分、ラインアウトから連続攻撃。ラックから、SH武智-FB吉田(琉)-WTB生田-LOフィシプナと渡り、フィシプナがディフェンスをかわして走り切ってトライ(5-0)。
その後、攻められる時間帯となるが、帝京の守りも堅い。しかし、15分、キックパスからつながれ、トライを許してしまう(5-7)。
ここからは一進一退の展開。帝京にもチャンスはあるが、ミスもあり、取り切ることができない。逆に攻められる場面でもしぶとくディフェンスし、LO坪根のスティールで守る。
前半終了間際、再度、帝京にチャンスが訪れるが、ここも取り切れない。前半を5-7とリードを許して折り返すことになった。
後半は開始早々、帝京にチャンスが来る。スクラムから展開し、SO本橋が抜け出すが、残り5mで惜しくもパスがつながらない。さらにSO本橋が抜け出し、そのままトライかと思われたが、相手ディフェンスにボールを叩かれ、インゴールノックフォワードとなる。
さらにチャンスも、ミスとペナルティで取り切れない。
16分、スクラムでもらったPGをSO本橋が決め、8-7と帝京が逆転に成功する。
このあと、自陣深くでミスが出て、ピンチを迎えるが、CTB上田(倭士)のインターセプトで防ぐ。さらにSO本橋の仕掛けからチャンスを作る。24分、ラックから、SH武智-No.8ダウナカマカマ-LO福田(大)-LOフィシプナと渡り、フィシプナが抜け出してトライ(15-7)。
33分、ラインアウトが乱れるも、なんとかキープし、LOフィシプナが前進。さらにNo.8ダウナカマカマが前進し、ラックから、SH武智-FL甲斐と渡り、甲斐が抜け出してトライ(22-7)。
37分には、クイックスローインから展開。SO本橋が前方へキック。FL甲斐が追い付き、インゴールで押さえてトライ(29-7)。
終了間際にモールからトライを奪われるが、ここでノーサイド。帝京が29-14で勝利し、12月20日の準々決勝へと駒を進めた。
《COLUMN》
―― 緊張感も味方に変える ――
大学選手権が始まりました。
帝京は3回戦からの出場となりましたが、特にこの日の前半は帝京の硬さが目立つ内容でした。
負ければそこでシーズンが終了するトーナメント戦ですから、硬くなるなと言う方が無理というものですが、それが試合のパフォーマンスに影響してしまうのはよくありません。
相馬朋和監督は記者会見で「天気のようなパッとしない試合内容だった」と表現されました。甲斐敬心選手は大学選手権に臨む選手たちの緊張感について「負けられない戦いが始まっているという緊張感がありました。ロッカー内の緊張感もこれまでとは一段階上がっていたように感じました」と語ってくれました。
しかし、硬さ、緊張感は必ずしも悪い方向に働くとは限りません。甲斐選手は「その緊張感に負けないように、僕もギアを一つ上げていつもより集中して挑みました」と語り、その言葉どおりの集中力で、後半2トライをあげ、勝利に大きく貢献してくれました。
硬さや緊張感は敵ではない。むしろ味方にすることで、いつも以上のパフォーマンスを自らの力で引き出せる。
次戦に向けて、そんな期待を抱かせてくれるゲームとなりました。
(文/木村俊太・写真/和田八束)
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